- OKセパはどのような製品ですか?
- 従来のセパレーターに亜鉛とエポキシ樹脂を焼付け塗装した防錆性の高いセパレーターです。
- OKセパの防錆性が高い理由はどうしてですか?
- 亜鉛膜の犠牲防食とエポキシ樹脂膜の絶縁性が効果を発揮して防錆性を高めています(高耐食性処理)。
- OKセパの開発理由は何ですか?
- 塩害対策においてロングPコンを使用することが一般的です。ロングPコンが深くなる度に取扱いや施工不良が発生する可能性が高くなります。また、セパレーターが腐食することによりモルタル材の剥落や鉄筋への悪影響が考えられます。これらの問題を解消するために本製品を開発しました。
- OKセパを使用する効果はなんですか?
- ずばりセパレーターと鉄筋とが干渉する部分の錆対策です。OKセパを使用すると異種金属間腐食も防ぐことが出来ます。防錆性保持に関しては自信があります。また、通常のPコンを使用できるのでPコン穴の断面欠損が最小で済みます。
- 施工上の注意点はなんですか?
- 基本的に従来のセパレーターと同等です。熟練度も必要ありません。
- Pコンのネジ部との接触は大丈夫ですか?
- OKセパは薄膜塗装ですのでPコンもスムーズにねじ込め、取り外し後の塗装剥がれがありませんのでご安心下さい。
- もし塗装が剥がれた場合の処置を教えて下さい。
- 市販のエポキシ樹脂塗料で刷け塗りして下さい。亜鉛膜が活きていますので防錆性は保たれます。
- SUS(ステンレス)セパレーターとの違いはなんですか?
- SUSの防錆性は不導態皮膜(数nm)で保たれています。SUSは200~400系まで種類は豊富ですが、錆びないわけではありません。使用環境下によって錆は促進されます(特にコンクリートのアルカリ環境下)。
- 構造物の大小によりセパレーターの長さはことなりますが、どのくらいまで対応してしますか?
- 基本はB100~300(w5/16~5/8)まで量産品対応しておりますが、それ以上の長さは特注となります。長物の施工方法としてジョイントナット連結方式をお勧めしています。
- ヒットコン併用時の効果を教えて下さい。
- 弊社の主力製品であるヒットコン(旧NETIS NO.KT-050007-VE)を併用すると、OKセパでセパレーターが原因となる鉄筋への腐食影響を防ぎ、ヒットコンで止水性と安全性を確保する効果が期待できます。
- ヒットコンの安全性とは何ですか?
- 例えば高架橋においてセパレーターの錆が原因と考えられる穴埋めモルタル材の剥落の危険性がありますが、ヒットコンは樹脂で超軽量であり、シーリング材が止水性を保持しますので、前者と比較しても危険性が軽減されます。
- OKセパの品質テストは実施してますか?
- エポキシ鉄筋の品質信頼性試験である塩水噴霧試験を1000H以上達成しています。また当社独自に複合サイクル試験(濡れと乾燥の繰り返し試験)を100サイクル800時間以上達成しています。
- OKセパの引張強度は保持されていますか?
- 従来のセパレーターと同等です。
- NETISには登録されていますか?
- 評価技術としてKT-100045-VEで登録済みです。工業所有権も取得しています。
- OKセパの建材としての位置づけは何ですか?
- OKセパは副資材の型枠締め付け材となります。
- OKセパの価格について教えて下さい。
- 別途、お問い合わせ下さい。
- 従来工法とのコスト比較は?
- 従来工法と比較して約30%程度(100㎡当り)コストダウンとなります。それ以上に、構造物の品質及び耐久性の確保及び長期的な維持管理が軽減されます。
- ロングPコンでもセパレーターからの鉄筋に対しての悪影響を防ぐことが出来ると思いますが?
- 確かに塩害対策としてロングPコンは有効であると思いますが、一番のポイントである鉄筋とセパレーターとの接触は防げません。OKセパであれば、塗装面に鉄筋が接触しても、問題なく腐食を防ぐことが出来ます。
- 亜鉛鍍金と比較した場合の防錆性の保持はどうですか?
- 電解亜鉛鍍金や溶融亜鉛鍍金は塩水噴霧試験で500H程度で錆が促進されます。OKセパは1000H以上でも防錆性を保持しています。
- 貴社の今後の展開は?
- 土木、建築を問わず一般化を目指します。